「ミラノでスマホを盗まれた」
この話を、お客さん、友達、ネイリストさんに話すと、なぜかみな同じ反応が返ってきて面白かった。
私の話なのに、自分のことのように「えー!!!その犯人ムカつくー。ひどくないですかー?」と言って怒りをあらわにし、
「大変な目にあいましたねー」と心配してくれた。
その度に、私はきょとんなのだ。
当の本人が、ムカついてもいないし、大変とも思っていなかった。
盗まれたことはショックではあったけれども。
だけど、犯人が誰かなんてわからないもんねー。
わからないから腹も立たないし、
ヨーロッパはスリが多いって聞いていたしね。
それに、自分のスマホがなくても
一緒にいたまーくんがその後の3日間、
ぜーんぶ行くところを調べてくれたりして、
スマホがなくてもなんら困らなかった。
メールとかSNSとか、ついつい見ちゃうものも見れないおかげで、目の前のものを思いっきり楽しめたし!!!
カメラも80倍ズームのコンパクトデジカメを持っていたから、写真も困らなかった。
だから、まったく大変とも思わなかったんだなぁ。
むしろ、大変だったのは、まーくんなんだな、あはっ。
まぁ、残念だったのは、
スマホにダウンロードしていた『弱虫ペダル』の38巻から60巻まで、帰りの飛行機で読破しようと思っていたのに、「できない」と気付いたときがいちばんショックだったね☆