以前、セッションしたお客さんのお話を。ちょこっとシェア。
30代前半のお客さま、Aさん。
公務員という安定した職業につきつつも、来年3月で仕事を辞め、大学へ行くことを決意したそう。
「大学で何を学びたいんですか?」と伺うと、
【宇宙工学】!
小さい頃から、スターウォーズの世界に憧れ、宇宙が好きになって、高校も理系に行ったが、高校卒業後は、公務員に。
仕事自体はやりたくて決めた道だったが、ここ数年は昔夢見ていた「宇宙」に対する思いが強くなって行ったそう。
そして、「宇宙に関わることをしたい」という思いが消えなくなり、大学で学ぼうと決意したそうです。
けっこう、誰しもがこの「分岐点」にぶち当たるんじゃないかなぁ。
人によってきっかけは違えど、例えば。。
- 仕事に慣れてきたころ。
- 部署や仕事の内容が変わったころ。
- 人間関係で悩んだり。
- 周りの人が、結婚や転職が多くなって来たころ。
「仕事やめようかな」
「私には他に何かもっと違う道があるんじゃないか」
と、モヤモヤしたものがずっと心にある状態。
そんなに切羽詰まった苦しさや悩みではないように思えて、ついこのモヤモヤは無視しがち。
そして、何となく「違和感」や「モヤモヤ」を抱えたまま、
8割の人は現状を維持しようとする。
今の仕事、今の職場。それなりに。
何とかなっているし。
次がもっといいとは限らない。
ってね。
このAさんの場合は、圧倒的少数派です。(わたしもそうですが)
「辞める」という選択をしたのは、まず、「後悔したくない」ということでした。
「30代で、まだまだ体が動く今のうちに、好きなことに挑戦してみたい。
ずっと思いだけを引きずっているのはイヤだ」と。
この言葉を聞いたとき、私は胸熱です。
何が、一番ぐっと来たかって、このAさんの顔が、宇宙の話をしたときの目の輝き!
本当にこれからがワクワクでたまらないってエネルギーがバンバン出てました。
「好き」という思いが溢れ出ちゃってたんですよね、彼女。
「これから楽しみですねぇ〜」と私も一緒にワクワク!!
人は、好きなことをしているとき、好きなことの話をしているとき、
めちゃくちゃ高いエネルギーが出てます。
そして、それは、周りにもいい影響を与えます。
事実、私は聞いているだけなのに、イメージが膨らみ、嬉しく、楽しくなっていました。
ちょうど私もAさんと同じ年齢のころ、「やめる」決断していました。
昔の自分思い出した。
私は、カラーセラピーの授業で「人生の最終目標を決めましょう」というお題があり、
私が決めた「最終目標」は。。
「いい人生だった」と笑顔で死ぬこと。
後悔のない最高の人生だったと満足して死ぬこと。
これは、今も思い続けている最終目標。
当時、2つのイメージをしてみた。
【会計事務所で働き続ける自分】は?
…すごく心がザワザワして締め付けられる感覚。
【辞めてやりたいことをしている自分】は?
…うん、晴れやか。軽い感覚。
こんなふうにイメージして出てきた感覚を大事にしたことは、すごく大きな分岐点となりました。
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