8月いっぱいを北海道で過ごすことに。
涼みに帰省するも、まったく涼しくないぞ、北海道。
むしろ、福岡より気温が高く、めちゃくちゃがっかり。
あちこちドライブでもして、気持ちのいい風を感じられたらと思っていたが、
まったくもって、家から出られる気温じゃない。(幸い、うちは冷房がついている)
連日、35度、36度続き、隣の町では37.5度まで上昇。
実家から、隣の網走まで向かう道はまっすぐで、
右をみたらハマナス群生が、左を見たら、濤沸湖と山、そして馬が放牧されている。
建物などほとんどなく、突き刺すような陽を遮るものなど何一つない。
また、いまだに冷房完備されていない家や店舗、施設も多い。
どこか店に入れば涼しいだろうと避難しようとしても、バッドエンドになることもしばしば(笑)
実家に住む兄夫婦たちは、夏の稼ぎ時とばかりに、道の駅にある店で朝早くから夜遅くまで働いている。
「こっちに帰ってきな」と言われ、休暇を取ったものの、暑くてどこも行けず、家にいる。
ここは平家で、窓を開けると、隣近所から家の中が丸見え。
なので、レースのカーテンを1日中しっぱなしで外がよく見えない。
うーむ。こんな夏なら、福岡にいてもかわらんなぁ。
むしろ、福岡の家なら、窓から海が見えて、眺望もよし。
それだけで、リフレッシュされるもの。
数年前に父親がなくなった後、
兄夫婦と母親のために新居を建て、生まれ育った家は取り壊された。
新しい家が建ってまもなく、母も亡くなり、
兄夫婦だけが住うこの家は、「実家」という感覚はない。
いつのまにか、心地いい場所・安心できる場所は、
生まれ育った土地ではなく、
自分が自分で選び、住んでいる今の場所なのだと実感した夏。