日常的気づき

勝ち残るより、生き残る。

以前、仕事で関わった方が、子どもの話をしていたときのこと。

勝負にこだわらず、勝ち負けに興味がないという自分のこどもの将来を不安視する母親。

その母親は、「そんなことでは将来勝ち残っていけないじゃない!」という。

私は、この子どもよりも、母親に不安を抱く。

勝ち残るとは?

何と戦う?

なにに勝つ?

意識を外に向け、常に外側にいる誰か、外の何かと戦う必要は?

そうしなきゃ生きていけない?

誰しも一人一人が、好きなように、自分の心が望むことに向かって生きてさえいれば、

誰かと戦う必要なんてない。

外にばかり意識を向け、

誰かの方が優れている、あっちの方がすごい

と比べてばかりいるから、

勝負に勝たないと幸せになれない。

勝ち組になることが幸せという価値観が生まれる。

それは、負けた自分は幸せではない、価値がないと言っていることと同義。

誰かと比べず、優劣をつけずとも、

自分の中にある幸せを見つけていければ、

それがその子にとっての幸せのはず。

誰かを負かして、勝ち残るよりも、

自分も他の誰かも、それぞれの「幸せ」の中で生き残られればいいじゃない。

私は、

どんな状況でも、生きていける、

自分なりの幸せを見出し楽しめる人でありたい。

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